お嬢様とお坊ちゃまの恋が見られる魔歌学園生徒会役員達♡
「私がれんと、初めてあったのは、幼稚園ぐらいの幼い頃。私達は仲良く遊んでいたようよ。でも、小学校に上がった頃、私達は何者かに連れ去られ、記憶をいじられてしまったらしいわ」
れんが真剣な顔で聞いている。
「そして、小学三年生の春。私とお父様、お母様は、松本家にいた。そこで、れんに再会。でも、どちらも、覚えてなどいなかった。当たり前だけど。で、その日、私の家族とれんの家族で、大きな会社を作る事にしたらしいの。だから、その日私達はまぁ、結婚を約束した」
れんの顔が曇っていく。
「それで、俺がかなの母親に、かなの悪口を言ったんだ。俺は自由がよかったから、そうすれば、引いてくれると思ったんだ。でも……」
れんの顔色がわるい。
これ以上は、やめたほうがいいかも。
私はそう思ったけど、れんが話し出した。
生徒会室には重い空気が流れ続けていた。