お嬢様とお坊ちゃまの恋が見られる魔歌学園生徒会役員達♡
「お嬢様、大丈夫ですか?」
「ゴホッゴホッ。平気、だから、まだ言いたい事が……」
私はそう言って、遼にさがってもらった。
「れん、お願、い。私を、幸せに、して?」
「無理だ……。もう、幸せな時間はお終い……だ、から……」
れんがいきなり倒れた。
荒い呼吸を繰り返すれん。
「れん、しっかり、して!」
かすれる、私の声。
喉に、痛みがはしる。
口に血の味がした。
喉の、傷……開いちゃったんだね……。
こんなんだから、魔歌は、嫌い……。
私はそこで、意識を手放した。