甘酸っぱい彼
キーンコーンカーンコーン・・・♪

チャイムが鳴るとクラスの中がダルそうに動いて席に着く。あたしは心の中で意外とルールは守るんだ・・・と関心してしまった。
「お前ら!たらたらしてないでさっさと席に着け!・・・え~。今日は・・・」
朝のミーティングが始まる。周りを見ると誰ひとりとして話を聞いてない。一人一人見てると一つの視線と重なった。

誰・・・?あの人確か・・・。見たことあるよーな・・・。顔はとても整っていて、モデルみたい・・・。

その人はすぐにあたしから目を逸らし先生を見つめた。とても冷静でとてもクールだ。髪も綺麗な茶色でサラサラ。背も結構高め・・・あたしは見入ってしまった。


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