甘酸っぱい彼
次の日あたしは家を出ていつもの駅に向かった。駅までは歩きで行ってるんだけど、なんか今日は人が少ない気がする。横断歩道の赤信号を待っていると一台の黒い車が目の前に止まった。

な・・・なんなの!?

少し怖くなりながら見ていると車の扉が開いた。そして四人組の男の人たちが出てきた。男の人たちはあたしを囲むと三人がかりであたしの手足を掴み、一人はあたしの口にハンカチをくっつけた。
なんなの? この匂い・・・。だんだん・・・意識が・・・・・・。
< 58 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop