甘酸っぱい彼
地面には真っ赤な液体が流れてる。あたしの目の前には・・・修がいた。
「・・・うぅっ。」
修は苦しそうな声をあげてあたしの方に倒れこんできた。修の背中を見るとそこには脇腹あたりにナイフが刺さっていた。その後ろにはしゃがみこんで震えてる美衣奈ちゃんがいた。
「に・・・逃げるぞ!!」
見ていた男の人たちは走って逃げて行ってしまった。美衣奈ちゃんはしばらく固まっていたけれど男の人たちを追って逃げて行ってしまった。
「き・・・救急車!」
あたしはそう叫ぶとケータイを取り出して救急車を呼んだ。
「修、救急車来るからね・・・? 頑張って・・・。」
「相沢・・・怪我、ねぇ?」
「無いよッ・・・。」
あたしは涙を堪えられず小さい声で言った。
「ったく・・・、泣いてんじゃねーよ。」
「だってッ・・・。」
あたしは嗚咽(おえつ)のせいでその先が言えなかった。どうしてだろう。修がこんな状況になってしまったのに心のどこかで修が来てくれたことが嬉しい自分がいた。
「修・・・? どうしてッ・・・助けに来てくれたの・・・?」
あたしは気になった事を聞いてみた。修は顔を赤くしてる。具合が悪いのかな・・・?
「・・・からだよ。」
「えっ?」
いきなり言うから聞き取れなかった。
「もう一回言って?」
「だから・・・相沢の事が・・・・・・好きだからだよ。」
あたしはそれを聞いて口をあんぐりしてしまった。
「・・・うぅっ。」
修は苦しそうな声をあげてあたしの方に倒れこんできた。修の背中を見るとそこには脇腹あたりにナイフが刺さっていた。その後ろにはしゃがみこんで震えてる美衣奈ちゃんがいた。
「に・・・逃げるぞ!!」
見ていた男の人たちは走って逃げて行ってしまった。美衣奈ちゃんはしばらく固まっていたけれど男の人たちを追って逃げて行ってしまった。
「き・・・救急車!」
あたしはそう叫ぶとケータイを取り出して救急車を呼んだ。
「修、救急車来るからね・・・? 頑張って・・・。」
「相沢・・・怪我、ねぇ?」
「無いよッ・・・。」
あたしは涙を堪えられず小さい声で言った。
「ったく・・・、泣いてんじゃねーよ。」
「だってッ・・・。」
あたしは嗚咽(おえつ)のせいでその先が言えなかった。どうしてだろう。修がこんな状況になってしまったのに心のどこかで修が来てくれたことが嬉しい自分がいた。
「修・・・? どうしてッ・・・助けに来てくれたの・・・?」
あたしは気になった事を聞いてみた。修は顔を赤くしてる。具合が悪いのかな・・・?
「・・・からだよ。」
「えっ?」
いきなり言うから聞き取れなかった。
「もう一回言って?」
「だから・・・相沢の事が・・・・・・好きだからだよ。」
あたしはそれを聞いて口をあんぐりしてしまった。