繋がる糸


はぁッ!!



やっと我に返り、
現実を取り戻した私...



ヤバいよ...
こんなこと...落ちる!!

身の危険を感じた私は
猛抵抗!!!


「ねぇ離して!
って言うか下ろしてよー」

そう言いながら、
足をばたつかせると、


『なんだよ、お前!
いきなり暴れるんじゃ
ねーよ!』



―― ストッ、 ――――


ゆっくりと
下ろされた私....

を見て、


『アハハハハッ!』


いきなり笑いだした
態度急変男。


『お前何泣いてんの?笑』


「...えっ.....?」


泣いてる....?
誰が....?


.......私!!!



そっと自分の手を
頬へ運び、頬に触れた...

「....ほんとうだ...」





私....
泣いてる....

< 18 / 24 >

この作品をシェア

pagetop