いちごのひみつ
予期せぬ出来事はたいてい驚く
いつもより気持ちのいい朝。
空にはホイップクリームみたいな雲が
ふんわりと浮かんでいるし
遠くに広がる海には朝日がキラキラ反射して
夜空の星が全部落ちてきちゃったみたい。
こんな日には左手を腰に、右手を口元に
やっぱり言いたくなっちゃう!
「やっほーーー!!」
「……なぁに。随分と機嫌がよさそうじゃない」
いきなり耳元で聞こえた
うらめしそうな声に
びっくりして振り返ると
ボサボサに広がった髪をかきあげ
目を真っ赤に充血させた
師匠の奏(かなで)が立っていた。
空にはホイップクリームみたいな雲が
ふんわりと浮かんでいるし
遠くに広がる海には朝日がキラキラ反射して
夜空の星が全部落ちてきちゃったみたい。
こんな日には左手を腰に、右手を口元に
やっぱり言いたくなっちゃう!
「やっほーーー!!」
「……なぁに。随分と機嫌がよさそうじゃない」
いきなり耳元で聞こえた
うらめしそうな声に
びっくりして振り返ると
ボサボサに広がった髪をかきあげ
目を真っ赤に充血させた
師匠の奏(かなで)が立っていた。