人魚姫


彼はフフっと私のように笑った


「何かおかしかったですか?!」


『いや、悪ぃ!きららを初めて見たときその青い髪がさきらきら輝いて見えたからぴったりだなって思ってな』


なぜか私は顔が火照った
彼をもっと知りたいと思った


「あなたは人間なのにどうして人魚の私を助けたんですか?」


『あなたじゃなくて太陽!俺はきららじゃなくても助けたけど、今はきららとこうして話できたから助けてよかった』


きららじゃなくても助けた…
なぜかズキズキする
でも助けて良かったはまた心がドキンと跳ねた


「ありがとうございます」


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