人魚姫


と、そのときアオイが太陽の首をつかんで殺そうとしている


「いやーーーっ!!!!」


私は悲鳴に近い声で叫んだ


太陽はにやっと笑ってアオイの心臓目掛けて剣を…刺した


そして太陽は私の方を向いて大粒の涙を流しながら『きらら…お前が大好きだ!!愛している…これからもずっと…赤ちゃん…ちゃんと育てろよ…?俺ずっと空で見てるからさ…』


ねえどうして最後みたいな言い方するの??


アオイは何か呪文を唱えてから息を引き取った…


そして泡になって消えた


太陽は静かに目を閉じた…


「やだっ…行かないで!!!!」



< 66 / 78 >

この作品をシェア

pagetop