32才の愛しいネコさん
☆疑問☆
祥一side

「ねぇ、ショウは私のどこを好きになったの?」

ちょうど野菜が切り終わり 次は肉を切りにかかるところだった。

「ん、全部かなぁ?」

「ショウの嘘つき!」

ネコさんは訳がわからない捨てゼリフを残しリビングのソファーで拗ねてテレビを鑑賞しだした。

肉を切り終わり、昆布でダシをとった土鍋の中のスープの中に切った材料を入れて蓋をした。

ふぅと一息つくとネコさんがリビングから

「ショウ話しがあるの」

と、言ってきた。

鍋の火力を弱めにセットして、ネコさんがソファーで体育座りしている隣にゆっくり腰を降ろした。

「話ってなに?さっきの続きなら答えは同じだよ。」
ネコさんはゆっくり俺の方を見た。
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