罪×罰

見たからには高校かな。
あ、あの制服俺と一緒。

…見られちゃったな。

「これ、死んでんのか…?なんで、っ…」

怯えてる。
まぁ、それが普通だけど。
俺が近付くと、後退りする。

「君、名前は?」

「っ…」

「…ナザキ、連れ込め。」

「なっ?!」

既に到着していた部下、ナザキ達に命令。
すぐに車に連れ込む。

続いて俺も車に乗る。

「後お願い。」

「はっ!」

「おいっ!どこ行くんだよ!」
男が騒ぐ。

「君に害はおよぼさないよ。安心しな。聞きたいことがある。俺の家に行こう。」

抵抗するだけ無駄と思ったのか、静かになった。
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