堕天使フィソロフィー

朝が来たとき、二人して
「帰りたくない」
と駄々をこねた。
別に誰に対して駄々をこねてた訳じゃないんだけどw

ホテルをチェックアウトして
駅で降ろしてもらって

『次は何時会える?』

「週末なら仕事だから、会えるよ」

次の週末が100年の長さに感じた。
それくらい、好きで好きでたまらなかった。


そのまま電車に乗って
あたしは家に帰った。

寂しさと
まだタクヤの温もりが残っていて

切なくて窓の外を眺めていた。




好きだ。

好きだ。

何でこんなに好きなんだろう。




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