堕天使フィソロフィー

鎖心

まだシャブが効いてて正直キマっていた。

発信 タクヤ

『もしもし?親にシャブバレて入院することになっちゃった』

へらへら笑いながら言った。

「まじで?!じゃあ今日は会えないね。どれぐらい入院すんの?」

『わかんない。とりあえず荷造りして、また病院ついたらメールする』

ルリにも同じように電話して、

「だからちゃんと廃棄しろっつったろー」

と怒られた。

『バカだよね』

「バカだな」


入院に何が必要がわからなかったから、服や下着や化粧品を詰めて

車で病院に向かった。


何か母親と言葉を交わしたような気がしたけど、
始終気まずかったことしか覚えていない。




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