堕天使フィソロフィー
熱も下がり、まともに食事も摂るようになった頃に
保護観察所から、あたしを調べる監察官がやってきた。
携帯もPCの通信も全て調べあげられ、何処まで覚えているのかいわゆる
「正気だったのか、解離していたのか」
そこのところを何度も何度も
『『覚えてないって言ってるじゃん…』』
ない記憶やスライド写真のようにしか朧げにしかないのに、
「記憶がないなんて、おかしい。信じられない」
とでも言うように、あたしの心にづかづかと監察官は入り込んできた。
それが苦痛で仕方なかった。
自分が犯した罪をまだ
あたしは認められなかった。
保護観察所から、あたしを調べる監察官がやってきた。
携帯もPCの通信も全て調べあげられ、何処まで覚えているのかいわゆる
「正気だったのか、解離していたのか」
そこのところを何度も何度も
『『覚えてないって言ってるじゃん…』』
ない記憶やスライド写真のようにしか朧げにしかないのに、
「記憶がないなんて、おかしい。信じられない」
とでも言うように、あたしの心にづかづかと監察官は入り込んできた。
それが苦痛で仕方なかった。
自分が犯した罪をまだ
あたしは認められなかった。