堕天使フィソロフィー
高校は家から遠かった。
部活の朝練もないのに、5:30に起きないと間に合わなかった。
最寄りの地下鉄で待ち合わせして、しゃべりながら学校まで歩く。
しかし他の面子がねぼすけなので(笑)
私は大抵、一人で先に教室につく。
窓を開けて、
化粧を直してスカートを更に短くする。
校則と親の厳しさで髪はまだ染めれなかった。
『『黒髪でギャルぶってるとかダサっっ』』
と鏡を見る度に思ったけれど、我慢するしかなかった。
トイレでタバコを吸って、教室に戻るとクラスメイトが大抵来ていた。
「レイおはー」
『ミッチーまた寝坊かよw』
「ごめーんw昨日彼氏と会っててさぁ」
クラスにいるのは、本当に楽しかった。