堕天使フィソロフィー

体重は相変わらず40kg~42kgだった。
40kgがあたしの一番安心出きる体重。
生活に支障もなく、スタイルにも不満がない。

でも
リュウが「飯食え飯食え」って
煩かったからリュウといる時は食べる事に罪悪感を感じることが減った。

でも結局、酔っ払って普段食べないものを調子乗って食べて
戻しちゃうんだけどね。

それでも、リュウは呆れることなく

「大丈夫？」

と介抱してくれた。

『もぉーごめぇーん』
呂律の廻らない舌をリュウの舌に絡めた。

こんなに愛されたのは初めてで
こんなに愛したのも初めてで

婚姻届貰って来て、二人で書いて部屋に飾った。

『何時か一緒に出しにいこうね』

しっかり繋いだ手の先のリュウを見上げて笑った。


永遠を、あの頃は信じていたんだ。