堕天使フィソロフィー

懺夏

やっとネイルスクールにも復帰出来るようになり、

同じスクール仲間のキャバの子と飲みに行くことになった。

あたしの実家があるのは都心から外れた田舎町。
歩いたりタクシーで歓楽街にはつかない。

その友達と待ち合わせをして、
ダニニングバーでイタリアンを食べた。


夜職の子と話すのは新鮮で楽しかった。

あたしはきちんとキャバクラで働いたことがなかったから。

16からデリヘルで働き始めたから、キャバのシステムや上下関係が面倒くさかったのもある。

親が厳しくて夜毎日いなかったら、夜職やってるんだってばれちゃうしね。

そして18になって真っ当に夜がやれると思ったら、年少上がりと言う落ちだ。



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