堕天使フィソロフィー
ヒカルは普通の20代前半の男の子で、唯一あたしと重なるところがあるとすれば音楽の話だけだった。

そんな中で、

今まで付き合ってきた彼氏と被る部分がなくて

其処が逆に当時のあたしには新鮮だった。

だからこそ、仕事も始めて誰かに依存するのが震えるほど怖かった。


でも好きになってしまう自分がいた。

自分の気持ちを無視していたかった。

でもそれが出来なかった。

始めて出会った、

ヒカルがお薦めと言うイタリアンレストランで安価で

ヒカルはパスタ、

あたしは安い渋みだけが取り柄の赤ワインでパスタを食べた。

その後、ヒカルの車でテレビをみて

流れでSEXした。

終始ヒカルは無言で車の中だから、

大きな声で喘げないまま、ノーマルなSEXをした。


SEXをした後は好きな人が余計に愛おしくみえる。

その日から、あたしとヒカルは付き合うことになった。









< 207 / 257 >

この作品をシェア

pagetop