堕天使フィソロフィー
部活は軽音楽部に入った。

歌を歌いたかった。
バンギャになったのもあって、バンドを組みたかった。

小学校の頃から、
ピアノをやっていたから簡単な伴奏をつけ
曲を作っていた。

中学になり、歌詞をつけて唄にした。


しかし、N女子の軽音楽部にはヴォーカルがなく
あたしはリズムのしっかりしたバンドを好んできいていたからベースを選んだ。
買ってもらったfenderのbass。

部活の日はそれを背負って学校に行った。

家に帰るのは10時くらい。
体も限界だった。



考えた末に

学校を変わることにした。


N女子に行くのが最後になる日、
クラスメイトみんなの前で挨拶した。

泣いた。
みんなも泣いた。


「何時までも友達だよっ!」

そう言ってくれた。



10月からの入学で、私には2ヶ月の夏休みが出来た。





< 21 / 257 >

この作品をシェア

pagetop