堕天使フィソロフィー
夏はミオのところに持っていく荷物が少なくて済む。

その時期は毎月10万は洋服やアクセサリーを買っていたから
一ヵ月で何着服をかっていたのかは解らない。

指名も営業の結果が出てきたのか増えた。

公私共に充実してた。

店の子も仲良くしてくれたし、段々自分に自信が持てるようになった。


ただ一度、あの人は元気にしてるのかな、とリュウの事はずっと頭から離れなかった。


世界は思いがけない処であたし達の知らないところで変わっていく。

それに気付くにはあたしはまだまだ世間を知らなかった。


< 231 / 257 >

この作品をシェア

pagetop