堕天使フィソロフィー
次の朝。寝てないしヘトヘトだった。

『『いい加減、普通に寝たい…』』

と言うのと

『『眠剤なしじゃ寝れない』』

の両方がぶつかっていた。

あっくんが起きて、シャワーを浴びて、打った。

幻覚と幻聴の話をしたら
「それやべーな」
と言っただけだった。


また別のパチンコ屋に行く。ひたすらスロットを打つ。

「押忍!番長」や「北斗の拳」のかかった時の曲が好きだった。
「吉宗」も好きだ。


昼ご飯を食べに連れてってくれたけど、一口しか食べられなかった。

食べ物を見るだけで気持ち悪いし、口内炎が痛くて食べられなかった。


そんなことより、シャブを打つことが頭から離れなかった。

打つのが気持ち良くて
たまらなかった。




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