堕天使フィソロフィー


病院は、掛かり付けの内科に言った。

私は最近の症状を医師に話し、最後に持ってきた手紙を見せた。

先生は
「心が疲れてたんだね」と声をかけてくれて、軽い精神安定剤と食欲がなくなって来た私に、胃薬を処方してくれた。


母には
「レイちゃんは、心が少し疲れて風邪をひいてるみたいだね…大分無理してたんでしょう。この病気に長けた先生をご紹介します」

と、言っていた。

その時は怖い気持ちと
やっと楽になれるのかな
という気持ちが半分ずつだった。



勿論、そう簡単に楽になるわけなかった。

辛い時は自傷の代わりに、安定剤を飲んだけど
虐めは続いたし、学校には相変わらず行かされたし、
食べれない食事だって、給食で無理やり食べさせられた。

戻してしまう事もあった。

「デブ」
「ブス」
「調子のってんじゃねぇーよ」
「死ねばいいのに」
「きもい」

こんなより沢山の言葉を毎日吐きかけられた。

デブなら痩せれば言われなくなる、と思い怖くて食事が摂れなくなった。
ブスと言われて、雑誌をみて懸命に化粧をし、ルーズをはいて学校に行った。

上の学年が荒れていたから、私達の学年に教師達は異常な程、厳しかった。


教師にも目をつけられ、私には唯一
ネットと部活しか
居場所がなくなった。


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