堕天使フィソロフィー

揺心

それから相変わらず、学校、売りの日々が続いた。

シャブはあれからやっていなかった。

ヤマトは月1のペースであたしに会いに来てくれた。

5月には都内に引っ越してきてくれるらしい。


嬉しかった。




繁華街を毎日歩いていると、
大抵のスカウトと知り合いになる。


買い物帰りだった。
風俗のスカウトをされた。

「お姉さぁーん!風俗とか興味ない?」

『あたしまだ16だし。働けるとこ、あんの?』


そろそろ援交も危ない。16になって、買値が下がったのも、ある。


スカウトはさらっと
「あるよ。やる?」


『『今まで散々援交してきたんだ。仕事としてちゃんとやろ』』

あたしはスカウトに
Yesと答えた。


近くのマックで説明を受け、店の社長と会うことになり、あたしは移動した。


これが、あたしの風俗の花道。


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