ずっと君の隣で。
私はキャッチボールをしながら他の部活を見渡した。
ソフトボールは当たると痛いから注意して交互に見る。
グラウンド周りをランニングしている生徒を一人一人見て言った。
しかし…、
(いない…この学校じゃないのかな…)
私は次の指示を出しながらもう一度見渡す。
しかし、昨日見たあのキレイなフォームの男の子らしき人は見当たらなかった。
(だめじゃん…)
私は暑い中、練習が終わるのをただひたすら待った。