シーツの上のブタ。
やはりそこには顔にマスクをした人が立っていた。
「……はじめまして、俺はMr.ステンチーだ。ところで、君が大輔くん?」
ステンチーとやらは、いきなりダイスケに問い掛けてきた。
「そうだけど…。」
「そうか!君が大輔くんか!あの山田信洋の子孫の。」
ダイスケは訳が分からず、首を傾げた。
「…確かに僕は山田大輔だけど、山田信洋なんて人知らないよ。」
「……彼は、例の機械を開発した偉人なんだよ。」
ステンチーは語り始めた。