シーツの上のブタ。










ステンチー自身の本当の目的は、ダイスケの発言により後回しとなった。ダイスケは【変生物探知機・ホントは〇〇ではない!?】を持ったまま、玄関まで向かった。









「ちょっと待て、ダイスケ。距離からして遠すぎるから車で行こう。」









ダイスケは目を輝かせ振り返った。確かに50kmもの距離を徒歩で行くと言われれば、無理な話しである。









「あんがとさん、ステンチー。……今行くね、カメ子。」









ダイスケとステンチーは車に乗り込んだ。車に付いていたカーナビを取っ払い、【変生物探知機・ホントは○○ではない!?】を代わりにそこに置いた。違和感は無かった。









勿論のこと、運転をするのは18歳を既に越しているステンチーだった。









「この点滅してるとこに向かって、Let's Go!」









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