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って、うわっ!
かすみちゃん、めっちゃ睨んでるよ!
「椎、嘘は言わなくていいんだよ?せめて私には正直に話してよ。」
へ?何故そんな切なそうな顔をするんだ、かすみさん…。
「私、嘘なんて言ってないよ?絶対好きになんないよ。」
真剣な顔で言うと、かすみちゃんは折れてくれたようで、
「そう?じゃあ、その言葉信じるけど…」
と、ため息交じりに言った。
「でも、椎は絶対槇くんを好きになると思うよ。」
折れてなかったー!!
しかも、顔が超真剣!
もう一度弁解しようとしたが、かすみちゃんが話題を変えてしまったのでできなかった。
また今度にするか…。
「……ねぇ、椎。」
かすみちゃんが私にそう呼びかけるので、「ん?」と答えると、かすみちゃんは
「椎、槇くんともっと仲良くなってよ。」と言った。
は?!!
「な、何をおっしゃってるのかな?!」
私が目を見開いてそう問うと、かすみちゃんは
「だって…、ほら、あれ見てよ。」
と、向こうの方を指さして言った。
私はかすみちゃんが指さす方を見た。
そこには、一夜と……
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