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「かすみちゃんは何頼んだの?」
注文の参考にしようとかすみちゃんに聞くことにした。
だってここのカフェ、ケーキの種類がいーっぱいあるんだもん!
迷っちゃうよ。
「私はチーズタルトにしたよ。椎はどうするの?」
「うーん。迷ってるんだよねー。イチゴタルトかモンブラン…。」
どっちも食べたいよー。
でも、いくら割引券があるとはいえ、両方はさすがに私の財布が泣くよ…。
うーん…。
ずっと頭をひねらせていると、横から一夜が私に言った。
「じゃあ、俺がモンブラン頼むから椎はイチゴタルト頼めよ。半分やるから。」
なんと!
それはありがたいけど、いいのかな…。
一夜、食べたいものあったんじゃ…。
「でも、一夜いいの?私のために…」
「いいから。俺もモンブラン食べたいし。」
そんな風に言われたら、甘えちゃうよ?
「じゃあそうしてもらっていい?」
「おう。」
「ありがとっ!」
笑顔で言うと、なぜか一夜は私から目を反らした。
なぜ…。
ハッ、まさかそんなに私の笑顔ブサイクだった?!
ガーン…。
あんまり笑わないようにしよ…。
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