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玄関の扉を開けると、そこにいたのはやっぱり健さんだった。
「椎ちゃん久しぶり。突然ごめんね？唯、来てるよね。」
きゃー、やっぱかっこいー！
お姉ちゃん見る目あるなぁ…。
こんなカッコ良くて優しい人、あんまりいないよ。
どっかの誰かさんと違ってね！
「お久しぶりです、健さん。唯ちゃん、リビングにいますよ。どうぞ入って下さい。」
そう言って私は健さんを家の中へ招き入れた。
健さんは「お邪魔します。」と言って、靴を揃え中に入って行った。
礼儀正しいし、うん！完璧だ！
こんな人、理想だなぁ…。
じゃ、私は邪魔者だろうし、自分の部屋に行くとするか。
２階に上がり、自分の部屋に行ってケータイを開くとメールが来ていた。
「誰だろ？」
かすみちゃんだった。