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「そう言えばさ。舜くんって、かすみちゃんのことどう思ってるの?」
ずっと気になってたんだよね…。
舜くんの、かすみちゃんに向ける視線がフツーじゃないっていうか、なんていうか…。
2人が両想いだったらいいな、とか思ったり…。
「………誰にも言わない?」
「言わない言わない。」
「かすみにもだぞ?」
「うんうん。もちろんだよ。」
すると、舜くんは私に『耳貸せ』的なジェスチャーをしたので、私が舜くんの方へ耳を寄せると、舜くんはこう言った。
「好き…。」
それを聞いた瞬間、私はTPOを完全に忘れ、
「嘘?!!」
と大きな声で言ってしまった。
「しー!しー!」
と舜くんが人差し指を口に当てながら必死に言うので、
咄嗟に口を両手で覆い、落ち着いた。
かなり周りの視線が痛かったけどね…。
「誰にも言うなよ!特にかすみには!!」
「わかってるよ。」
それでも、舜くんは私を冷めた目で見るので、
「ホントだってば!!」
と必死に言い張った。
これでやっと納得してくれたみたいだけど……。
私、信用ないなぁ…。
ずっと気になってたんだよね…。
舜くんの、かすみちゃんに向ける視線がフツーじゃないっていうか、なんていうか…。
2人が両想いだったらいいな、とか思ったり…。
「………誰にも言わない?」
「言わない言わない。」
「かすみにもだぞ?」
「うんうん。もちろんだよ。」
すると、舜くんは私に『耳貸せ』的なジェスチャーをしたので、私が舜くんの方へ耳を寄せると、舜くんはこう言った。
「好き…。」
それを聞いた瞬間、私はTPOを完全に忘れ、
「嘘?!!」
と大きな声で言ってしまった。
「しー!しー!」
と舜くんが人差し指を口に当てながら必死に言うので、
咄嗟に口を両手で覆い、落ち着いた。
かなり周りの視線が痛かったけどね…。
「誰にも言うなよ!特にかすみには!!」
「わかってるよ。」
それでも、舜くんは私を冷めた目で見るので、
「ホントだってば!!」
と必死に言い張った。
これでやっと納得してくれたみたいだけど……。
私、信用ないなぁ…。