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「あっ、あのね…!私、やっぱり一夜が好きなの!」
私が思い切り大きな声でそう言うと、
一夜はおろか、先輩まで無言になってしまい、
私達の周りにピュゥゥと冷たい風が吹いた。
「いやっ…あのー、何か言ってもらわないとものすごく恥ずかしいんですが…。」
こう言っている私の顔は、史上最高に赤くなっているであろう。
「あ、私、お邪魔みたいだし、戻るね!!」
先輩はそう言って、そそくさと屋上から消え去って行った。
あぁ!別によかったのに…。
悪いことしちゃったな……。
「あーあ。あとちょっとでセフレになってもらえたのに。」
一夜は思ってもないことを口にする。
「嘘。さっき、『セフレなんていらない』って言ってたクセに。」
「は?お前、そんな前からいたの?」
げっ、墓穴った!
「ふーん。そんなに俺のこと好きなんだ。」
一夜はニヤニヤしながら私を見てくる。
でも、一夜の言うとおりなんだよね。
私が思い切り大きな声でそう言うと、
一夜はおろか、先輩まで無言になってしまい、
私達の周りにピュゥゥと冷たい風が吹いた。
「いやっ…あのー、何か言ってもらわないとものすごく恥ずかしいんですが…。」
こう言っている私の顔は、史上最高に赤くなっているであろう。
「あ、私、お邪魔みたいだし、戻るね!!」
先輩はそう言って、そそくさと屋上から消え去って行った。
あぁ!別によかったのに…。
悪いことしちゃったな……。
「あーあ。あとちょっとでセフレになってもらえたのに。」
一夜は思ってもないことを口にする。
「嘘。さっき、『セフレなんていらない』って言ってたクセに。」
「は?お前、そんな前からいたの?」
げっ、墓穴った!
「ふーん。そんなに俺のこと好きなんだ。」
一夜はニヤニヤしながら私を見てくる。
でも、一夜の言うとおりなんだよね。