Sweeeet Voice♥



そこに居たのは父さんと知らない女の人が抱きあったシーン。



さすがに中1で思春期な俺は
何をしてるのかすぐに分かった。


俺はすぐその場を離れた。




母さん…。


必死に母さんを探しても母さんは


母さんの部屋にも、
リビングにも居なかった。


「帝、おい。帝」


父さんが俺の名前を呼ぶ。



ヤバい…

そう思った瞬間だった。

「逃げんなよ。クソガキ」



…俺はその場から動けなかったんだ。


< 34 / 44 >

この作品をシェア

pagetop