Sweeeet Voice♥
そこに居たのは父さんと知らない女の人が抱きあったシーン。
さすがに中1で思春期な俺は
何をしてるのかすぐに分かった。
俺はすぐその場を離れた。
母さん…。
必死に母さんを探しても母さんは
母さんの部屋にも、
リビングにも居なかった。
「帝、おい。帝」
父さんが俺の名前を呼ぶ。
ヤバい…
そう思った瞬間だった。
「逃げんなよ。クソガキ」
…俺はその場から動けなかったんだ。