Sweeeet Voice♥


「…ばぁ…ねぇってばぁ…
…みかどぉ?」


そこには顔を近づけてくる
河西真奈美がいた。


「うっわ、
んだよ。
近づくなよ」



「だってぇ…真奈、心配でぇ…
だいじょぉぶ…?」


うわ…香水くっさ。

胸当たってっし…



キモイ。


「あー、もう大丈夫だから
とりあえず退けよ」

「えぇ~…やぁだぁ~!」


「…はぁ。
そうゆうことするともっと具合悪くなんの分かる?」


「…だってさっき大丈夫ってゆったもぉん…」



河西が頬っぺたを膨らませる。


きっと媚びてるつもりなんだろうけど

キモイから……
< 37 / 44 >

この作品をシェア

pagetop