森の奥の住人
すると森の
木と木の間から
顔を覗かせている
からかさ。
「おいっ!!今の言葉は本当か?」
からかさの言葉に
答えるみつる。
「うん。本当だよ。からかささんは、僕達で言うなら傘のご先祖様でしょ。今まで僕達、人間を雨で濡れない様にしてくれてありがとう」
からかさは
感極まり
涙ぐんでいる。
「ちょっと違う気もするけど、人間の子供にありがとうなんて言われる事なんて初めてだよ。よしっ!!最後に一仕事やるか!!みずきとみつるの服を乾かしながら、森を案内するぜ」
からかさは
意気込みながら
言うと
大きな声を出す。
「カゼノカミ。オイラ達を天高く舞上げ、風で運んで下さい!!」
すると
どこからともなく
暖かな風が吹き始める。
「名前はみつるとみずきだったな。次の風に乗るからオイラ達の足に捕まるんだ。カワザエモンは泳ぐか歩いてきてくれ」
カワザエモンは
そっぽを向きながら
ふてくされながら
答える。
「オイラは空は苦手だ。頭の皿が乾いちまうよ。」
徐々に強まる風。
からかさは
傘を広げる。
みつるとみずきは
からかさの足に
しがみついた瞬間
吹き上げる風が
からかさを空へと
舞上げる。
木と木の間から
顔を覗かせている
からかさ。
「おいっ!!今の言葉は本当か?」
からかさの言葉に
答えるみつる。
「うん。本当だよ。からかささんは、僕達で言うなら傘のご先祖様でしょ。今まで僕達、人間を雨で濡れない様にしてくれてありがとう」
からかさは
感極まり
涙ぐんでいる。
「ちょっと違う気もするけど、人間の子供にありがとうなんて言われる事なんて初めてだよ。よしっ!!最後に一仕事やるか!!みずきとみつるの服を乾かしながら、森を案内するぜ」
からかさは
意気込みながら
言うと
大きな声を出す。
「カゼノカミ。オイラ達を天高く舞上げ、風で運んで下さい!!」
すると
どこからともなく
暖かな風が吹き始める。
「名前はみつるとみずきだったな。次の風に乗るからオイラ達の足に捕まるんだ。カワザエモンは泳ぐか歩いてきてくれ」
カワザエモンは
そっぽを向きながら
ふてくされながら
答える。
「オイラは空は苦手だ。頭の皿が乾いちまうよ。」
徐々に強まる風。
からかさは
傘を広げる。
みつるとみずきは
からかさの足に
しがみついた瞬間
吹き上げる風が
からかさを空へと
舞上げる。