幼馴染みの夢
俺には関係ねぇけど。
関係ねぇけど。
興味も無い………か。
本当に関係無くなった。
「あれ、愛ちゃんじゃない?」
すれちがった人が私の名前を呼んだ。
香々美 凛だ。
「愛ちゃん来てたんだ?逢ったことあるよね?学校で。」
「あの時はありがとうございました。」
バスローブ姿のアイドルに頭をさげた。
「濂は?」
「今、おばさんと話してます。」
「愛ちゃんは?話さなくて良いの?」
笑顔で問掛けられる。
「私は………関係ないから。」
「関係ない?」
「楽しかったです。すごく。」
「愛ちゃん?」
言葉に出すんじゃなかった。