幼馴染みの夢
ふいにおでこが温かくなった。
気持よくて、おでこに載せられた温かい温もりに手を伸ばした。
「大丈夫だよ。……愛。」
大丈夫……
「居るから。ちゃんと居るから。」
濂ちゃん
やっぱり、濂ちゃんが居ないと駄目だよ。
意地を張るのは止めるよ。
「濂…………ちゃん。」
「ん?」
「だいすきだよ。」
「ばぁか。おせぇんだよ。何年待たせてんだってぇの。」
だいすきだよ。
濂ちゃんがだいすきだよ。