幼馴染みの夢
「食ったかなぁ。」
「何食うの?」
「あ?」
「独り言にしてはでかすぎなんじゃね?」
ドラマの撮影現場。
主演のアイドル
香々美 凛 19歳
同じ事務所。
半年こいつの方が先輩。
一応、親友。
今回のドラマでは、その友人役の俺。
休憩しながら呟いた独り言がこいつに聞えちまった。
「心配事?」
「まぁね。」
「女?」
「女かなぁ。」
「かなぁって、なんだ?」
「多分、女。」
「食ったかなってことは、お前が食ったわけじゃないんだ?」
ちょっとやらしげに、にやりと笑った。
「は?何考えてんだ?飯だよ飯。め、し、で、す。」
「はいはい。」
笑いながら隣に腰掛けた。
「メロンの君?」
「ぶっ!」
飲んでいたコーラを吹き出しそうになる。
「そんなに見事な反応されると俺も困るんですけど。」
笑いを堪えながらタオルを取ってくれる。
「お前、何で知ってんだよ?」
「見てたから?」
「どこで?」
「コンビニ?」
「居たのか?」
「ロケの帰りに偶然にも目撃致しました。」
「声かけろよ。」
「だって……。」
意味ありげににやりと笑った。
「何食うの?」
「あ?」
「独り言にしてはでかすぎなんじゃね?」
ドラマの撮影現場。
主演のアイドル
香々美 凛 19歳
同じ事務所。
半年こいつの方が先輩。
一応、親友。
今回のドラマでは、その友人役の俺。
休憩しながら呟いた独り言がこいつに聞えちまった。
「心配事?」
「まぁね。」
「女?」
「女かなぁ。」
「かなぁって、なんだ?」
「多分、女。」
「食ったかなってことは、お前が食ったわけじゃないんだ?」
ちょっとやらしげに、にやりと笑った。
「は?何考えてんだ?飯だよ飯。め、し、で、す。」
「はいはい。」
笑いながら隣に腰掛けた。
「メロンの君?」
「ぶっ!」
飲んでいたコーラを吹き出しそうになる。
「そんなに見事な反応されると俺も困るんですけど。」
笑いを堪えながらタオルを取ってくれる。
「お前、何で知ってんだよ?」
「見てたから?」
「どこで?」
「コンビニ?」
「居たのか?」
「ロケの帰りに偶然にも目撃致しました。」
「声かけろよ。」
「だって……。」
意味ありげににやりと笑った。