This is us



「うーん!見た目じゃ分からないから、飲んでいい?」


「あぁ、飲んで当ててみて」


さとりは一口飲んで、すぐに俺に笑顔を向けた。


「分かった!ウーロン茶だ!」

「残念、麦茶」

「えー!自信あったのに!」



良かった。少しは緊張が解けたみたいだ。
それから話が弾み、穏やかな時間が流れていく。


さとりの肩に手をまわして、そっと抱き寄せる。


「ずっと一緒にいられたらいいのに」

「そしたら勉強が手につかないだろ?」

「そうだね」


幸せそうに笑う彼女に、キスをした。

何度も何度も…


ずっと我慢していた理性が壊れていくと同時に、さとりと二人でベッドに倒れこむ。


「ゆ…結城くん…」


とろんとした瞳で見つめられ、俺はそのまま深くキスをした。



ドンドンドン。



「え…」




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