最強不良姫 ―黒蝶―
その日は、突然来た。
「…へ?」
何とも間抜けな返事をする旬に、
愛華――美蝶が、溜息を吐いて
もう一度繰り返した。
「…だから、黒蝶の皆が
“もう大分反省してる
みたいだから、
許して上げよう!!”
って言ってたの。」
…驚くべき事だ。
まさか、半月も経って
いないのに許すとは。
愛華の予想通り、
旬は元気を取り戻した。
+:;;;:+:;;;:+:;;;:+:;;;:+:;;;:+
「…なぁ、潤~。」
何か訊ねようとする旬に、
潤は冷たく言葉を返す。
「…何、兄貴。」
「疑問符くらい付けろよ!!」
旬のその言葉に、
潤は少し驚いた表情を見せた。
「…兄貴、疑問符って言葉
知ってたんだね…。」
「え、何その見下した感じ!!
しかも、本気で思ってるっぽいし!!」
何故か煩い旬。
「煩い。」
その一言を残して去っていったのは、
勿論の事潤では無い。
偶々通りかかった愛華だった。
「…へ?」
何とも間抜けな返事をする旬に、
愛華――美蝶が、溜息を吐いて
もう一度繰り返した。
「…だから、黒蝶の皆が
“もう大分反省してる
みたいだから、
許して上げよう!!”
って言ってたの。」
…驚くべき事だ。
まさか、半月も経って
いないのに許すとは。
愛華の予想通り、
旬は元気を取り戻した。
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「…なぁ、潤~。」
何か訊ねようとする旬に、
潤は冷たく言葉を返す。
「…何、兄貴。」
「疑問符くらい付けろよ!!」
旬のその言葉に、
潤は少し驚いた表情を見せた。
「…兄貴、疑問符って言葉
知ってたんだね…。」
「え、何その見下した感じ!!
しかも、本気で思ってるっぽいし!!」
何故か煩い旬。
「煩い。」
その一言を残して去っていったのは、
勿論の事潤では無い。
偶々通りかかった愛華だった。