最強不良姫 ―黒蝶―
愛華が座り込んでしまった…
と思いきや、愛華は立っていた。
…苦痛の表情を浮かべながら。
「「「「「――っ!!」」」」」
舞蝶の奴等は、今まで
撃たれたことのなかった
愛華が撃たれた事によって
青ざめ、震えている。

「…なかなかやるわね。」
苦痛の表情をしながらも、
未だ弧を描く愛華の唇。
それによって、女子は
どんどん恐ろしい行動をとっていく。
「……」
無言のまま、左足を撃たれている
愛華に、銃口を向けた。
「…二度も同じ目に遭わないわよ?」
挑発気味の笑みを口元に浮かべながらも
目は完全に笑っていない愛華。
……作者個人の意見を言うと、
恐ろしい、と言う言葉では
足りないような気がする。
「――っ!!」
女子も、流石に顔を引き攣らせている。
…当たり前だ。
何せ、愛華は普通の人間が
病院送りだけでは済まないような
程の殺気を出しているのだから。
…愛華の殺気メーター(!?)で言うと、
1.5%と言ったところだろうか。
……普通の族の者がこれを受けたなら、
即病院送りだろう。
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