last Kiss
ひとり
私は最近お気に入りの場所を見つけた。
中学を卒業し、二週間がすぎ高校生になる間際。
私、中山 由紀は毎日ひまでしかたなかった。
お気に入りの場所というのはマンションの屋上。
数年間、事故があったらしく立入禁止になっていたけど私は昨日こっそりと入ってしまったのだ。
少し怖かったものの、恐怖心より好奇心の方が上回っていた。
そして、初めて見た屋上からの景気は言葉もでないくらい綺麗だった。
私は即、お気に入りの場所にしよう!と決めたのだ。
-------------------
「まあちゃん!聞いて〜私のマンションの屋上がさ、すっごく綺麗なの」
「それさっきも聞いたよっ」
「だって嬉しいんだもん」
次の日私はさっそく親友の真紀ちゃん(通称まあちゃん)に話した。
「はいはいっ♪それよか由紀、前同じクラスだった木塚君がね、南ちゃんと付き合ったんだって!」
「へ〜そうなんだっ」
「もう、由紀は恋とか無関心だよね〜」
「恋はいーや!めんどくさいっ」
本当の本当は誰かを本気で好きになりたいって、思ってたよ。
けど、私には無理。
恋なんてしない。
……二ヶ月前、私は大好きだった人に裏切られた。
中学を卒業し、二週間がすぎ高校生になる間際。
私、中山 由紀は毎日ひまでしかたなかった。
お気に入りの場所というのはマンションの屋上。
数年間、事故があったらしく立入禁止になっていたけど私は昨日こっそりと入ってしまったのだ。
少し怖かったものの、恐怖心より好奇心の方が上回っていた。
そして、初めて見た屋上からの景気は言葉もでないくらい綺麗だった。
私は即、お気に入りの場所にしよう!と決めたのだ。
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「まあちゃん!聞いて〜私のマンションの屋上がさ、すっごく綺麗なの」
「それさっきも聞いたよっ」
「だって嬉しいんだもん」
次の日私はさっそく親友の真紀ちゃん(通称まあちゃん)に話した。
「はいはいっ♪それよか由紀、前同じクラスだった木塚君がね、南ちゃんと付き合ったんだって!」
「へ〜そうなんだっ」
「もう、由紀は恋とか無関心だよね〜」
「恋はいーや!めんどくさいっ」
本当の本当は誰かを本気で好きになりたいって、思ってたよ。
けど、私には無理。
恋なんてしない。
……二ヶ月前、私は大好きだった人に裏切られた。