会長は劣等生に恋をする!?

急に足を止めた黄金井。

「つかまえたぞ〜黄金井〜〜」

ゼーハーいいながら黄金井の腕をつかんだ。

「ん?まじめくん、いつからいたのー?」

「ずっとだバカタレ!!」

「残念ながらボク忙しいから!!」


「そんなこと言って……」

「夕陽ーっ!!」


女子の声がする。


「早く助けて!!」

助けて?

上を見上げると木の高いところに猫が……

「まかせろーい!!」


まるで朝の時のように軽い身のこなしで木をするする登っていく黄金井。


「にゃーにゃー」

猫をつかまえた黄金井。

………ボキッ


あっ!!とみんなが声をあげた。


「黄金井!!!!」



どすん!!!!!!!!!!!!


「だあーーーッ!!!」
「きゃああああ」
「わーー!!」
「ニャー」



痛い。

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