会長は劣等生に恋をする!?
「ここにいます……」
は!?どこからか声が…
ギギギギギ…
掃除用具入れが勝手に開いた。
「ギャーーーッ!!!!!!!」
「黒田くん!?」
木本さんがそう呼んだ相手は掃除用具入れからそろりとでてきた。
「はい…書記の黒田です」
「な…っ、何故君はそんなとこにいるんですかッ!!!」
「光がまぶしくって…」
「てか、まじめくん、ひとりだけ叫んでたよね」
「さー、揃ったし会議始めましょうか!」
黄金井をスルーする。
「まじめくんって…怖がり?」
「な…なにを!僕はそんな非科学的なもの…」
「そこの写真の人の目が動いたーーーッ!!!!」
「だーーーッ!!!!!!」
思わず黄金井に抱き着く。
「ここここ黄金井!はやく除霊をーッ!」
「ボクをなんだと思ってるの。嘘だよ」
ニッと笑う黄金井。
サッと僕は黄金井から離れた。
「…ま、まあアレだ。会議を始めましょう」
「アレってなに」
「髪を染めろお前は!」
黄金井はぶつぶつ言ってるがそれはスルーして、会議を始める。