会長は劣等生に恋をする!?
「多数決だねっ」
小金井が勝ち誇った顔で笑う。
「調べなくてもわかります」
「イエー!イケメン喫茶店ー!」
みんながどっと盛り上がる。
まったく…小金井のパワーはすごい。
みんなこいつのパワーに引き寄せられて……
僕でさえ…。
いやいやいやいや、僕はまともでいなければならない!
「だがイケメン喫茶店なんて名前は……」
「えーじゃあどういうのならいいわけー」
「眉目秀麗喫茶」
「ぶ…っ!!!!」
小金井はじめ、クラスが吹き出した。
「な!何が悪いんですか!」
「まじめくんってほんと面白い」
「面白くない」
「いや、面白い!夏休みもまじめくんに会えるなんて楽しみだよー」
さらりとそんな台詞をはく小金井。
「…は!??」
思わず取り乱してしまう。
「夕陽、あんま始をからかうんじゃな〜い☆」
桜樹が小金井をコツンとした。
「僕は今からかわれたのか………!?」
「別にからかってないしー事実だよー」
「ノンノン!このピュアハート始にはそんなのだめ!」
こいつらは人を何だと思っているんだ?