会長は劣等生に恋をする!?

放課後各クラスの出し物が書かれた用紙を回収して生徒会室へと向かう。



廊下で同じく生徒会室へと向かっていると思われる後ろ姿。



「木本さん」



「会長!」



話ながら生徒会室へと並んで歩いた。



「会長のクラスの出し物は何になったんですか?」



「喫茶店です」



眉目秀麗はふせておく。散々笑われたからな…

結局眉目秀麗喫茶という名前になったのだが…

何だか馬鹿にされている。

いや、確実に馬鹿にされている。



「喫茶店ですか…!じゃあ会長も、ウェイトレスを…?」



「そうでしょうね…何だか女性向けの喫茶店にするみたいで…イケメンウェイトレスとかどうこう言ってました」



「あ、でも…会長のクラスは確かに容姿が素敵な方が多いですよね…っうちのクラスにもファンが多くて」



「へえ…木本さんもそういうのに興味があるんですか?」



「い…っいえ、私は!そんな!」



もじもじしだす木本さん。



「あ…か、会長がそういう喫茶店を許可するなんて珍しいですね!」



慌てて話をそらしたように早口で聞いてくる木本さん。



「まあ…最初は却下しましたが、小金井がですね…珍しくまともな理由をベラベラと。それに小金井が言い出すと、クラスものっちゃって…

小金井って、何か人を引き付けるんですよね」



ん?何で小金井の話なんか…………



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