好きじゃない



―――――――――――――――――――


「はぁ…」




あたしは長いため息をついた。




「どうしたの?」



親友の華が聞いてきた。





「あ、いや、なんか気分が下がる時ってあるじゃん。今そんな感じなの。」



「ふーん…」




曖昧に答えたあたしに少し不満そうだったけど、しょうがない。




だって、言えないから。





ほんとのワケなんて、ね?







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