天空のエトランゼ〜レクイエム編〜(前編)
「だけど…大人しくはできないね」
俺は仕方なく、歩き出した。
(この世界を、崩壊させる訳にはいかないからね)
「だけど…向こうの世界には、別の人間が行ってるんだろう?彼らと力を合わせたら、いいんじゃないのかい」
頭を上げたジャスティンの言葉に、罰が悪そうに僕は鼻の頭をかくと、
「いやあ〜。彼女達を送り込んだ人には、僕はこの世界を守れと言われてますし…。それに…あのお…」
「うん?」
口ごもる僕に、ジャスティンは首を傾げた。
「助けに向かった人達に問題が…。1人ならまだしも…2人…。ア、アルテミアが知ったら…あははは」
突然、笑い出した僕を、ジャスティンは訝しげに見た。
仕方あるまい。
どんなに、力があっても…アルテミアが怖い。
この世で、一番。
それが、僕の弱味であるけど…すべての行動の根っこでもあった。
アルテミアがいるから…。
僕は何でもできるのだ。
そう…これからも。
俺は仕方なく、歩き出した。
(この世界を、崩壊させる訳にはいかないからね)
「だけど…向こうの世界には、別の人間が行ってるんだろう?彼らと力を合わせたら、いいんじゃないのかい」
頭を上げたジャスティンの言葉に、罰が悪そうに僕は鼻の頭をかくと、
「いやあ〜。彼女達を送り込んだ人には、僕はこの世界を守れと言われてますし…。それに…あのお…」
「うん?」
口ごもる僕に、ジャスティンは首を傾げた。
「助けに向かった人達に問題が…。1人ならまだしも…2人…。ア、アルテミアが知ったら…あははは」
突然、笑い出した僕を、ジャスティンは訝しげに見た。
仕方あるまい。
どんなに、力があっても…アルテミアが怖い。
この世で、一番。
それが、僕の弱味であるけど…すべての行動の根っこでもあった。
アルテミアがいるから…。
僕は何でもできるのだ。
そう…これからも。