トモくんとチハルちゃん



「へ、変かな?」


「全っ然!すごい可愛い。思い切ったね〜。」


「うん、スッキリ。よかったぁ。変って言われたらどうしようかと思った。」


「言うわけないじゃんか。似合ってる。」



ニコニコしながら、俺の鞄を受け取るチハルちゃん。長いのもいいけど、短いのもいいなぁ。



「…ん?」


「お、気付いちゃいました?」


「気付いちゃいましたねぇ。すげぇ。」



チハルちゃんの唇が、いつもよりプルプルしてる気がする。



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