トモくんとチハルちゃん
お家に帰って、買った物を床にひろげていると、後ろからペタペタとフローリングを歩く音がした。
「楽しそうだね、チハルちゃん。」
「フフ。大満足!ありがとう。」
小さく丸まって座る私の背中に、くたーっとのし掛かるトモくん。
「うぅ~、重い。」
「うりゃ、もっと体重かけてやる。」
「つ、潰れる…。」
くだらないやり取りに、お互いクスッと笑って、やっと退いてくれたトモくんの隣に座ると、柔らかく頭を撫でられた。