トモくんとチハルちゃん



「ん?トモくん起きた?」


「…うん。起きた。雨?」


「そうだよ~。残念だね。」



今日は2人ともお休みなので、サンドイッチを持って少し遠くの大きな公園に行く予定だった。



「…雨かぁ。公園が…。」


「晴れるかもしれないよ?ちょっと待ってみようよ。」


「…うん。じゃあ、もうちょっと寝よ。」



トモくんに腕を引っ張られて、隣に寝転ぶと、まだ少し眠そうなトモくんがグフフと笑った。



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